レイアウトツール†
さまざまなゲーム画面やメニュー、シーンごとにデザインや演出を施すことができるのがレイアウト機能です。
たとえば、ゲームタイトル画面には、「Title」というレイアウトが割り当てられており、そのレイアウトは、「背景」や「タイトル名」といったいくつかのレイアウトパーツが組み合わされてできています。
そして、実際の演出や設定は、レイアウトを構成するレイアウトパーツに対して行います。
それら、レイアウトに関する機能をまとめたのが、このレイアウトツールです。
画面リスト†
ここには、機能やシチュエーションごとに多くのゲーム画面があらかじめ用意されており、大きく7つのカテゴリに分類されて表示されます。
ここから編集したいゲーム画面を選択します。
アイコンが白ベースの画面は「他の画面を呼び出す画面」、黒ベースの画面は「他の画面から呼び出される画面」です。
「割り当てるレイアウト」欄のチェックボックスの有無と対応しています。
割り当てるレイアウト†
画面リストにある画面には、あらかじめデフォルトのレイアウトが割り当てられています。
デフォルトレイアウト(レイアウト名が赤文字)は編集できません。手直しして使用したい場合は、コピー&ペーストしたレイアウトを編集してください。
- レイアウト追加 ボタン
新規にレイアウトを追加します。
- コピー ボタン
選択されたレイアウトをコピーします。
- 貼り付け ボタン
コピーされたレイアウトをペーストします。
- 削除 ボタン
選択されたレイアウトを削除します。
デフォルトのレイアウトは削除できません。
- チェックボックスについて
この欄にて、レイアウトにチェックボックスがない画面は、他の画面から呼び出される画面です。
チェックボックスがあるレイアウトの「項目の選択の要素用コンテナ」のプロパティー「開くレイアウト」にて指定することで、ゲーム内にて使用することができます。
レイアウトパーツの機能†
レイアウトを構成する部品が「レイアウトパーツ」です。
デフォルトレイアウトのパーツは編集できませんが、コピーした上で他のレイアウトにペーストすることは可能です。
レイアウトパーツについて詳しくはレイアウトパーツの種類と設定できるプロパティ項目をご覧ください。
- パーツ追加 ボタン
レイアウトパーツ追加ダイアログが開き、新規にパーツを追加できます。
パーツリストのコンテナを選択して追加する場合、コンテナをクリックして「開いた状態のアイコン」にすればコンテナの中にパーツが追加されます。
注意
仕様上配置できないコンテナやパネルは追加ダイアログに表示されません。
例えばメニューコンテナの子としてしか配置できないサブメニューコンテナは、メニューコンテナを選択し、コンテナが「開いた状態のアイコン」になっていなければ追加することはできません。
- コピー ボタン
選択されたレイアウトパーツをコピーします。
- 貼り付け ボタン
コピーされたレイアウトパーツをペーストします。
- 削除 ボタン
選択されたレイアウトパーツを削除します。
デフォルトのレイアウトパーツは削除できません。
- ロックボタン
レイアウトパーツの移動や拡縮などプロパティー「基本」欄にある項目の操作をロックすることができます。
親にあたるパーツがロックされていると、子のパーツもロックされます。
ロックされているパーツをプレビュー上でクリックすると青い枠が表示されます。
- チェックボックス
チェックを外すと、プレビュー画面およびゲーム内でそのパーツは表示されなくなります。
レイアウトプレビュー†
レイアウトの状態を確認したりパーツを配置したりできるプレビュー画面です。
- プレビュー上部メニューの機能
- スケール変更 ボタン
プレビューの拡大率を変更できます。拡大率は数値を記入して指定することも出来ます。
- プレビューを画面サイズに合わせる
プレビューをプレビューウィンドウのサイズに自動的に合わせます。
- 出現再生 ボタン
レイアウトパーツのプロパティー「表示演出」に「出現モーション」を設定している場合は、クリックするとモーションが再生されます。
- 消滅再生 ボタン
レイアウトパーツのプロパティー「表示演出」に「消滅モーション」を設定している場合は、クリックするとモーションが再生されます。
- スナップ ボタン
オンにすると、レイアウトパーツがグリッドに合わせて配置されます。
- グリッド ボタン
オンにすると、プレビュー画面に位置の目安になるグリッド(方眼)が表示されます。
- 背景色設定 ボタン
プレビューの背景色を設定できます。
- キャプチャ ボタン
カメラツールから指定したマップのワンシーンを取り込んで、プレビュー用の背景として表示することができます。
ゲーム中のシーンにレイアウトが表示された際にどのように見えるかの目安をつけるためにご利用ください。
- 追加レイアウト表示 ボタン
現在編集中のレイアウトとは別のレイアウトを1つ指定してプレビュー上に表示することができます。
追加表示したレイアウトは編集できません。
複数のレイアウトが同時に表示された際にどのように見えるのか目安を付けるためにご利用ください。
- 微調整 ボタン
選択しているレイアウトパーツの位置を調整できます。
- 「上下調整」
アイコンを左クリックするたびに下方向に、右クリックするたびに上方向に移動できます。
- 「左右調整」
アイコンを左クリックするたびに右方向に、右クリックするたびに左方向に移動できます。
- 「幅調整」
アイコンを左クリックするたびに幅が伸び、右クリックするたびに幅が縮みます。
- 「高さ調整」
アイコンを左クリックするたびに高さが伸び、右クリックするたびに高さが縮みます。
- 配置 ボタン
複数のレイアウトパーツを選択している場合、指定方向に揃えたり整列させたりすることができます。
- レイアウトインポート ボタン
保存されたレイアウトデータ.lyrbrファイルを読み込みます。
- レイアウトエクスポート ボタン
現在のレイアウトを.lyrbrファイルとして保存します。
保存の際、.lyrbrファイルにはどの画面のレイアウトを保存するかを指定することができます。
また。lyrbrファイルにはそれぞれのレイアウトが使用しているリソースも含まれるため、このファイルを共有いただくことで自作のレイアウトを他の方に渡すことができます。
- プレビュー画面
選択されているレイアウトがプレビューされます。
- プレビュー画面の操作
操作 | 機能 | 備考 |
マウスセンターホイール | プレビューの拡縮 | |
センターホイール/スペースキーを押しながらマウスドラッグ | 画面のスクロール | |
パーツをクリック | 操作するパーツの選択。 | 選択されているパーツは赤い枠、その親にあたるパーツは黄色い枠、ロックされているパーツは青い枠が表示されます。 |
複数のパーツが重なっている箇所でマウスクリック | クリックするたびに指定するパーツが切り替わります。 | |
マウスドラッグをして範囲を選択 | ドラッグした範囲に含まれるレイアウトパーツをすべて選択 | パーツの外周全てが範囲に含まれたものだけ選択状態になります。 |
パーツをクリックしてマウスドラッグ | 選択されているパーツの移動 | 移動するものが子のパーツの場合、パーツのプロパティーの設定によっては親のパーツの範囲外に移動するとクリッピングされることがあります。 |
選択したパーツの枠をクリックしてマウスドラッグ | パーツのサイズ変更 | 項目の選択の要素用コンテナは親となるコンテナによってサイズが規定されるため、この操作ではサイズを変更することができません。 |
- 右クリックメニュー
プレビュー画面内で右クリックすると、以下のメニューが使用できます。
- キャプチャしてファイルに保存
現在のレイアウトを画像として取り込んで保存します。
- キャプチャしてクリップボードに保存
現在のレイアウトを画像として取り込んでクリップボードに保存します。
- キャプチャしてサムネイルに保存
現在のレイアウトを画像として取り込んでこのプロジェクトのサムネイルとして保存します。
プロパティ†
それぞれのレイアウトやレイアウトパーツごとに、詳細な設定をすることができます。
- レイアウト全体の設定
「割り当てるレイアウト」欄で、デフォルトではないレイアウトが選択された時に設定できるレイアウト全体のプロパティです。
各画面ごとに設定できる項目が違います。画面リストの各画面の説明をご覧ください。