レイアウトは、レイアウトパーツを組み合わせて作ります。
それぞれのパーツがどのように使われるかは、デフォルトのレイアウトデータや、サンプルゲームOrb Storiesのレイアウトデータを参考にするとよいでしょう。
特にタイトル画面、メニュー画面・コンフィグ画面・バトルステータス画面はさまざまなパーツの使い方の参考になると思います。
コンテナはさまざまな要素を束ねる、レイアウトのベースとなるパーツです。
コンテナは他のコンテナ、またはパネルを子の要素として持つことができます。(項目の選択用コンテナのみ、他のコンテナの子になることはありません。)
ツリー上のアイコン | コンテナ名 | 説明 |
メニューコンテナ | 画面のメニューのベースとなるコンテナです。他のコンテナの子として配置することはできません。また一部の画面を除き、一画面に一つしか配置できません。 メニュー内で使われるカーソルや、ページ送りといった情報もこのコンテナで指定します。 | |
サブメニューコンテナ | メニュー内の選択項目となるコンテナです。ゲーム内で選択された際にどういう処理をするか、どういう画面を開くかを設定できます。 このコンテナはメニューコンテナの子としてしか配置できません。 | |
描画コンテナ | 描画する要素をまとめられるコンテナです。 また単に静止画像を表示するためにも使うことができます。 |
下図は「メニュー」画面のシステムレイアウト(デフォルトレイアウト)です。
パネルは「レイアウトに表示される要素」です。パネルは子を持つことはできません。単体、もしくはコンテナに所属する形で使われます。
ツリー上のアイコン | コンテナ名 | 説明 |
テキストパネル | テキストもしくは特殊書式にて指定されるゲーム内のパラメータを表示するパネルです。指定する特殊書式によっては画像を表示することもあります。 (例:特殊書式\equipimage[]を指定すると、データベースで設定した装備アイテム画像を表示します。) ゲーム内パラメータや画像の表示に使うこのパネルは、非常に多く使うことになります。 | |
スプライトパネル | 指定したスプライトを表示するパネルです。 スプライトツールで作成したスプライトを画像も含めて表示することができます。 | |
スライダーパネル | HPゲージや、音量調整などサム(つまみ)を使った操作をするスライダーを表示するためのパネルです。 親となるコンテナが指定する特定のアクションに対して使用することができます。 | |
スピンパネル | 左右の入力操作で、テキスト項目を選択できる仕組みを提供するパネルです。「早い/普通/遅い」を左右キーで切り替えて選択するようなシーンで使います。 親となるコンテナが指定する特定のアクションに対して使用することができます。 現状は「コンフィグ」画面でのみ効力を発揮します。 |
下図は「メニュー」画面のシステムレイアウト(デフォルトレイアウト)の下部に表示されているキャストのパラメータ表示部分です。
ほとんどの表示物が「テキストパネル」で作られていることがわかります。
「キャストアイコン:赤枠」は特殊書式で「データベース>キャストに設定されているキャストのアイコンもしくは移動時の画像」を指定して表示しています。
「HP:緑枠」は単なるテキスト「HP」を指定しています。
「HP値:黒枠」は特殊書式で「パーティー内№1のキャラの現在のHP」「パーティー内№1のキャラのMaxHP」を指定して表示しています。
「HPバー:青枠」はスライダーパネルを使って現在のHP値をゲージの形で表示しています。
メニューコンテナはいわゆる「メニュー」の土台となるコンテナです。
メニューのウィンドウ自体は「メニューコンテナ」、その上にある選択項目は「サブメニューコンテナ」となります。
メニューコンテナのプロパティ項目のうちポイントとなる項目を説明します。
サブメニューコンテナはカーソルを動かして選択できる「メニュー項目」です。
メニューコンテナの子としてのみ配置できます。
コンテナのサイズやメニュー内での並びなどは親であるメニューコンテナで設定することに注意してください。
一方このコンテナでは、選択された際の挙動などを設定することができます。
サブメニューコンテナのプロパティ項目のうちポイントとなる項目を説明します。
描画コンテナは「メニュー」に関わらない表示物をまとめるのに使いやすいコンテナです。
また単に静止画を表示するためにも使うことができます。
描画コンテナのプロパティ項目のうちポイントとなる項目を説明します。
テキストもしくは特殊書式にて指定されるゲーム内のパラメータを表示するパネルです。
名前は文字列となっていますが、指定する特殊書式によっては画像を表示することもあります。
非常に多く使われるパネルです。
テキストパネルのプロパティ項目のうちポイントとなる項目を説明します。
ー パネルで表示するものの指定
このテキストパネルで何を表示するかを指定します。
記入欄をクリックするとダイアログが開き、入力した内容が表示されます。
複数行を入力することもできます。
リストにある特殊書式を使うと「データベース」メニューなどで設定されている値・画像・テキストを表示させることができます。
書式の説明欄には、その書式を使うことで何を表示させることができるかが書いてあります。
特殊書式を使うことで、テキストパネルにて「データベース」メニューなどで設定されている値・画像・テキストを表示させることができます。
例えばキャストのHP値、アイテムリストに並ぶアイテム名、ステータス画面のキャストのアイコン画像などはテキストパネルに特殊書式を指定することで表示します。
特殊書式の中には1~2つのパラメータを指定するものがあります。
下記はパラメータが2つある場合の記述例です。
\partystatus[0][0]
また特殊書式はテキストと組み合わせて使うことも出来ます。
下記の例では「\Partystatus[]」は特殊書式で、「/」は単なるテキストです。
\partystatus[2] / \partystatus[1]
\partystatus[x]
これは、「コンテナ管理番号に合わせたパーティメンバーのステータスX」という意味の特殊書式です。
\partystatus [x][y]
これは「パーティメンバーXのステータスY」という意味の特殊書式です。
先ほどの例との違いはパラメータが2つあること、そして親のコンテナの管理番号ではなくパラメータ[x]で直接パーティメンバーの№を指定していることです。
\partyimage
コンテナ管理番号に合わせたパーティメンバーの画像
\currentitemstatus
選択中の所持アイテムのステータス
スプライトツールで作成する「スプライト」を表示できるパネルです。
スプライトで指定しているイメージも表示することができます。
主にアニメーション付きのグラフィカルな表示物を表示する際に使います。
HPゲージのような変化する値によって伸び縮みするゲージを表示するパネルです。
また、サブメニューコンテナの子として配置され、かつ特定のアクションが指定されている場合、ユーザーがサム(つまみ)を動かすのに応じて「値」が変わるようなスライダーも作ることができます。
コンフィグ画面のBGM/SEの音量設定がこれに当たります。
スライダーパネルについての使用例としては、トップメニュー>ゲームギャラリーにあるサンプルプロジェクト「Orb Stories」の「コンフィグ」画面や、「バトルステータス」画面のデフォルトレイアウトを参考にしてください。
スライダーパネルのプロパティ項目のうちポイントとなる項目を説明します。
左右の入力操作で、テキスト項目を選択できる仕組みを提供するパネルです。「早い/普通/遅い」を左右キーで切り替えて選択するようなシーンで使います。
現状「コンフィグ」画面でのみ効力を発揮します。
スピンパネルのプロパティ項目のうちポイントとなる項目を説明します。