Localization Toolkit

はじめに:Localization Toolkitの概要

このツールは、ゲームプレイ中の言語切り替えと、それに伴う使用リソースの変更を可能にするための機能拡張(DLC)です。

本ツールの目的と機能


対応プラットフォームと前提環境


導入方法

ローカライズワークフローの全体像

  1. ベース言語とフォールバック言語の設定
  2. テキストローカライズにおける対応言語の追加
  3. 各対応言語の翻訳データ入力
  4. ローカライズ適用後のテストプレイ実施
  5. 公開作品出力によるゲームプロジェクトの書き出し

基本設定

ベース言語の選択
プロジェクトのベース言語を設定します。これは、全てのテキストの基準となる言語です。

  1. ベース言語の右隣にあるボックスをクリックします。
  2. 表示される「Local List」から目的の言語を選択し、「OK」をクリックします。

フォールバック言語の選択
フォールバック言語は、プレイヤーの選択した言語に対応する翻訳が存在しない場合や、一部のテキストに翻訳がない場合に代替として使用される言語です。

  1. フォールバック言語の右隣にあるボックスをクリックします。
  2. プルダウンメニューから目的の言語を選択します。
    • 補足: フォールバック言語にもテキストがない場合、ベース言語を使用します。

対応言語の追加・削除

対応する言語を追加・削除することで、ゲーム内で切り替え可能な言語を設定します。

テキストローカライズ

テキストローカライズ機能では、ゲーム内のテキストを効率的に管理し、多言語対応を進めることができます。

基本機能

名称

インポート・エクスポート機能

インポート・エクスポートボタンを選択することで、ローカライズ対象のテキストデータをExcel (.xlsx) 形式でファイルに出力(エクスポート)したり、外部で翻訳・編集されたデータを読み込む(インポート)ことができます。

インポート

  1. エクスプローラーよりインポートするExcel (.xlsx)ファイルを選択します。
  2. Local Listより追加したいロケールにチェックを入れ、OKを選択します。

エクスポート

  1. エクスプローラーにて保存を選択することでExcel (.xlsx)ファイルを出力(エクスポート)します。

リソースローカライズ

ゲーム内で使用している画像や音声などのリソースを、言語設定に応じて別のファイルに差し替えることができます。

差し替えることのできるリソース

BGM、SE、環境音、地形、マテリアル、テクスチャ、モデル、パーティクル、モーション、パターンアニメ、3Dスタンプ、物理設定、ムービー、スプライト、2Dスタンプ、イメージ、ブレンドシェイプ、デカール、フォント

基本機能

各リソース注意点:

ローカライズを適用してテストプレイ

ローカライズツールで設定した、ゲームプレイ中の言語切り替えや、それに伴う使用リソースの変更を、テストプレイで実際に確認することができます。

利用方法

  1. マップエディタの上部メニューより、「テストプレイ」の右隣にある「…」ボタンを押下します。
  2. 表示されたメニューから「ローカライズを適用してテストプレイ」を選択します。
  3. テストプレイしたい言語を選択すると、その言語設定でテストプレイが開始されます。

書き出したゲームでの言語切り替え

書き出したゲームでは立ち上げたWindowsの言語設定により初回言語が自動切換されます。

言語切り替えを手動で行う場合は、ゲーム起動後の上部メニュー設定より言語切り替え(要再起動)にて変更する言語を選択します。その際、ゲームが再起動します。


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